添乗員編

⑨転機到来。マカオへ

2016年02月06日 16:36
  1年が過ぎ、アンケート評価で安定してある程度評価されるようになった そこから3年近く経った頃、海外添乗員になろうと思っていた   しかし、海外添乗員になる事をためらう理由が一つだけあった それは、旅行業界は景気や世界情勢にすぐに左右されてしまう所である また怪我をしたり、病気になったらもう仕事はできない   じゃあどうしようかと考えた時に、海外の旅行会社で働こう!とひらめく ちょうど良いタイミングで、マカオの旅行会社が日本語ガイドを募集していた 当時マカオがどこにあってどんな国かも全く知らなかったが、飛び込んでみようと思い応募する キャリアがあるからか、すぐに

⑧添乗員のお仕事内容

2016年02月06日 16:17
  ここでは添乗員の基本的な仕事内容を紹介したいと思います   打ち合わせ ツアー前日~3日前くらいに旅行会社に打ち合わせに行きます 打ち合わせでは行程を確認したり、レストランの予約を確認したり、旗の準備をしたりします また観光地の地図をコピーしたりバッジを準備したり、やることはかなり多いです   当日(日帰りの場合) 朝集合場所で受付をします。お客様が遅れて来ると非常に焦る ↓ バス車内で挨拶 ここで笑いをとりつつ、自分がどんなキャラクターかお客様にアピールします ↓ 高速道路 実は通過するたびにETC料金の確認をしています ↓ 観光地 遅れなどがない限り、行程

⑦1年が経った頃

2016年02月06日 15:37
  1年が経った頃、ツアー終了後に配るアンケート評価が上がるようになってきた その頃には先輩やガイドさんから学んだ観光知識や添乗員ギャグも増え、慣れてきた 朝のバス内での挨拶も定番の 「本日から添乗させていただきます佐伯です。よろしくお願い致します。皆さま窓が割れんばかりの拍手ありがとうございます」 から始まり、笑いをとれるようになっていた お客様「酸ヶ湯温泉が~」 佐伯「東北の混浴ですね~」 お客様「桜を見に行きたいのだけど、どこがオススメ?」 佐伯「高遠はどうでしょうか?」 お客様「黒部ダムに行った事があって~」 佐伯「写真を撮る時は七八九ろべって言って撮影しましょう」 など、し

⑥試行錯誤の日々

2016年02月05日 17:13
怒られたりアンケート評価にがっかりしながらも、なんとか3カ月くらい経った 3カ月経つ頃には、なんとかマイクで喋る事には少し慣れてきた なぜ添乗員として評価が上がらないか自分なりに分析できるようになった ①観光知識がない ツアーに参加するお客様の観光知識は非常に豊富でマニアック。新人添乗員は観光に対する質問をされても答えられない ②地理的な知識がない JRの知識や、高速道路等移動手段に対する知識が無い ③話がつまらない 添乗員はマイクを持って人前で話す以上、ツアーに参加する方は楽しいお話を期待します。バスの中で今日はどこに行って~何時に集合して~という話だけだと満足してもらえない ④安心感がな

⑤非常に高い離職率

2016年02月05日 17:08
添乗員は離職率が非常に高いと言われる デビューしてから1年で20人いた同期が2人にまで減っていた デビューして1年後に残っているのは20~30%と言われる ほとんどは1回か2回添乗して、辞めていく そして年月が経てば経つほど辞めていく厳しい世界である 体力・知識・センス等、色々な条件が重ならないと続けていけない仕事であると言えます  

④添乗を始めて一週間

2016年02月05日 15:33
  初添乗から毎日日帰りの業務でしたが、帰着が毎日夜11時頃になり帰宅できなくなる 毎日深夜にカプセルホテルに行き、朝4時か5時に起きてスタンバイ 一週間近くこの生活を続けたら、倒れてしまった   会社にこれ以上無理ですと伝えて、了承してもらう 一週間で挫折&体力の限界で倒れる等色々経験し、今後について考える   体力的には厳しいし、お客さんからは毎回怒られるし、辞めようと思った しかしここで辞めたら悔いが残ると思い、なんとか踏みとどまる それと当時は若造でお金が無く、1人暮らしをしていたし働かざるを得なかったというのも大きかったと思う   今後どうや

③かっこよくデビュー!のはずが・・

2016年01月31日 18:41
  ついにデビューの日がやってきた!前日に川崎から千葉まで行き打ち合わせ。打ち合わせは勝手が分からず、先輩のTさんに色々教えていただいた。 デビュー前日は当然眠れず、ほぼ寝ずに朝4時に起きて川崎から千葉へ。寝ていないので当然凄く眠い・・ 初の添乗は日帰りで北関東へ。朝スタンバイをしたが受付方法も分からず現場が混乱する。早速お客様に叱られる。いきなり怒られへこむ・・ その後先輩Tさんが1号車、私が2号車で出発。初めて添乗員としてお客様の前でマイクを持ち挨拶をしたが、マイクを持つ手が震える。声を出そうとしても、緊張で出ない。40人以上お客様が居ましたが、皆大丈夫か?と不安そう。観光列車に

②憧れの添乗員に!

2016年01月31日 16:59
    添乗員になるには、添乗専門の会社に所属をし、仕事をするのが一般的であ 添乗員を目指した私は某添乗会社の面接を受け合格し喜びに浸る 添乗の資格を取得する事になったが、試験や研修日は決まっており、すぐには資格取得ができないため、しばらく某航空会社の補助で羽田空港で働く事に。添乗員になったら飛行機に乗って日本や世界中を回ると思うと、胸が熱くなる 添乗の座学研修では教本を基に勉強をし、いよいよ実地研修へ。朝6時東京駅集合という事で、ほぼ寝ずに朝4時に起きてフラフラしながら東京駅へ。もちろん遅刻はしていないが、朝の早さに添乗の厳しさを知る 2回目の実地研修では北関東へ。初め

①添乗員になりたい!

2016年01月31日 16:49
  添乗員はかっこいい!なりたい!旗が持ちたい! 観光地や大きな駅で添乗員を見る度にそう思っていた。元々旅行好きというよりは、バイクでどこかに行ったり、温泉に入るのが好きだった。海外旅行にも全く興味が無かった。でも観光地や大きな駅で旗を持ってお客様を引率する添乗員がとてもカッコ良かった。 大学の専攻とは全く違う分野でしたが、憧れの添乗員になることができた時はとても嬉しかったです。 このブログでは、添乗員~上海で勉強~マカオガイド~インバウンドのアテンド者になるまでの日記を公開していきます ぜひ読んで下さい よろしくお願い致します